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Digital Asset Management
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高等教育におけるデジタルアセット管理

August 16, 2023 6 分で読めます
高等教育機関がどのようにDAMを活用し、ブランドを成長させ、より効率的に業務を行っているかをご紹介します。
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大学や高等教育機関のさまざまな学部やプログラムをサポートするには、膨大な量のコンテンツが必要です。これらすべてのコンテンツを整理・管理することは、非常に大きな課題であると言えます。しかし、デジタルアセット管理(DAM)を使用すれば、教育機関の写真、画像、文書、ビデオ、その他のクリエイティブ資産を検索や共有が可能なライブラリにすることができます。高等教育機関がDAMテクノロジーをどのように利用しているか、またDAMシステムが大学や高等教育機関にもたらす多くのメリットについて、詳しくご紹介します。

高等教育におけるデジタルアセットの事例

大学では、学部、学科、キャンパスなどを横断してコンテンツを管理することが多く、非常に複雑になりがちです。さらに、学部・学科には非常勤職員や仕事を持つ学生がいるため、いつでも対応できるわけではありません。そのため、明確で一貫性のあるプロセスや、ブランドアセットにアクセスしやすい場所の必要性がさらに高まります。例えば、以下のような大学が管理するすべてのデジタル資産について考えてみましょう。

  • 画像:教員のプロフィール写真、キャンパスイメージ、イベント写真(卒業式、スポーツなど)
  • ロゴ:大学公式ロゴ(スポーツチームを含む)、イベントロゴ、同窓会ロゴ
  • 動画:入学希望者向けマーケティングビデオ、スポーツイベントのライブストリーミング、プレゼンテーション、会議、シンポジウム
  • テキスト文書とPDF: 授業のシラバス、学習資料、同窓会行事の案内、授業課題、その他の教材
  • マーケティング資料:動画、パンフレット、プロモーション用ソーシャルメディアコンテンツ、Eメールコンテンツ
  • 音声:ポッドキャスト、録音講義、オーディオブック、インタビュー
  • 図書資料:電子書籍、論文、その他学生、職員、教職員が利用できるデジタルコンテンツ 

大学がデジタル資産の管理を実践することで、貴重なデジタル資産を安全かつセキュアに保ちながら、簡単にアクセスできるようになり、同時に各資産の最新承認バージョンを全員が確実に使用できるようになります。

DAMは高等教育に何をもたらすのか?

教育機関を含む企業がDAMソリューションを使用する理由はたくさんありますが、その中で最も重要なのは、次のようなことです。

  • コンテンツの整理 
  • ワークフローの合理化
  • ブランドの保護
  • ガバナンスの実現

コンテンツの整理

学校マスコットの写真が欲しい。どのロゴを使えばいいのかわからない。 DAMソリューションがなければ、必要な資産を手に入れるために、大量のメッセージ、Eメールのスレッド、サーバー検索を繰り返すことになりかねません。

DAMプラットフォームは、すべてのデジタルアセットのリポジトリとして機能することで混乱が解消され、きれいに整理されます。DAMシステムを導入すれば 、増え続けるデータの中から最新データファイルに簡単にアクセスすることができるようになります。また、DAMテクノロジーは持続可能なメタデータのワークフローを作成するのに役立つため、貴重なアセットが流出しないようにすることができます。

導入事例:ジョージア大学

ジョージア大学(UGA)のマーケティング・コミュニケーション部門は、学内の各部署で使用される写真を作成・管理しています。チームはDAMシステムを導入していましたが、コンテンツ作成の急速なペースに合わせて拡張できるメタデータ作成プロセスが必要でした。彼らは、Acquia DAM(Widen)の柔軟なメタデータ機能と自動化されたワークフローを利用して、すべてのビジュアルイメージを整理し、検索可能にし、簡単に配布できるようにしています。

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ワークフローの合理化

デジタルアセットを手作業で探すのは、時間と労力のかかるもどかしい作業です。しかしDAMシステムを導入することにより、大学におけるデジタルアセットの管理が強化されるため、コンテンツの作成と更新を効率化することができます。DAMプラットフォームは、承認されたすべてのアセットを一箇所に保管するため、スタッフは必要なものにすぐにアクセスすることができます。また、チームはアセット使用に関する明確なプロセスを持つことができ、どのアセットをいつ、どのように使用できるかの判断をする必要がなくなります。

また、他のテクノロジーソリューションとうまく統合することで、コンテンツをつなげ、チャネル間でのブランドの一貫性を高めることができます。マーケティングテクノロジー(マーテック)を統合すれば、使い慣れたツールを使い続けながら、効率を高め、コラボレーションを促進し、ワークフローの摩擦を減らすことができるでしょう

ブランドの保護

重要なプレスリリースのバージョンを間違えて配布したり、最新のパンフレットに古い学長の画像を使用したりすると、誤解や困惑を招くだけでなく、修正に費用がかかることもあります。DAMソリューションは、バージョン管理、埋め込みコード、安全なコンテンツアクセス、デジタル著作権管理(DRM)などの機能により、ブランドを保護し、カスタマーエクスペリエンス(CX)を向上させるのに役立ちます。また、DAMシステムを使用することで、明確なブランドガイドラインを作成・配布し、すべてのアセットが一貫性のある正しい方法で使用されていることを確認することができます。

ガバナンスの実現

何百人、何千人もの職員、教員、学生、その他の人々がさまざまな場所から大学のコンテンツにアクセスしているため、大学のデジタル資産への簡単で安全なアクセスを必要とする人は後を絶ちません。では、誰が何を必要としているのか、また、特定の部署や教員グループがどのファイルや資産にアクセスできる必要があるのかを、どのようにして管理すればよいのでしょうか。

権限設定とセキュリティ機能を提供するDAMプラットフォームは、明確なサイトガバナンスを可能にし、許可されたユーザーが必要なファイルのみにアクセスできるようにします。これらの権限設定は、複数のシステム間にも適用されます。また、アセット利用をDAMサイトで追跡・管理できるため、アセットが大学のポリシーや手続きに準拠した方法で使用されていることを確認できます。

導入事例:カンザス大学

カンザス大学(KU)キャンパス内の各部署は、学内のクリエイティブチームが制作したコンテンツに依存しています。クリエイティブコンテンツを保存・管理するKUの既存のシステムは使いづらく、必要なファイルを探し出すのが困難でした。KUはAcquia DAMを導入することで、キャンパス内のチームや部署が、必要な時に必要なコンテンツに信頼性の高い合理的な方法でアクセスできるようになりました。

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今すぐ始めよう

大学内の各チームやチャンネル間でコンテンツを安全に配布し、アクセスするためのより良い方法をお探しなら、一度DAMソリューションを検討してみてはいかがでしょうか。Acquia DAMがどのようにすべてのデジタルアセットを整理し、検索しやすい場所にまとめ、効率を高め、ブランドを安全に保ち、資産の不正使用を防ぐことができるのか、ぜひデモでご体感ください

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