Drupal認定取得者インタビュー スタジオ・ウミ

February 28, 2020 1 分で読めます
Drupalブログで有名なスタジオ・ウミさんの東京オフィスにおじゃまして、Webディレクターと開発者の二つの顔を持つ鹿嶋さんにお話を伺います!

日本でDrupal認定を取得している方々の体験談をお伝えします。第3弾は、Drupalブログで有名なスタジオ・ウミさんの東京オフィスにおじゃまして、Webディレクターと開発者の二つの顔を持つ鹿嶋さんにお話を伺います!

鹿嶋 未郷 さん

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studioumi kashima

スタジオ・ウミ Webディレクター

プロジェクトリーダーとして数多くの案件をこなす中、とある大規模プロジェクトでDrupalに出会い、その高い柔軟性と自由度に惚れ込む。Drupalを自身のキャリアの軸にすることを決意し、Drupal開発のパイオニアとして名高いスタジオ・ウミに入社。現在、Webディレクターとしてプロジェクトを円滑に回しながら、開発スキルの修得に勉めている。Drupal歴2年(Drupal 8〜)。

保有資格:アクイア認定サイトビルダー - Drupal 8(2019年12月)

スタジオ・ウミ

Drupal一筋13年以上の実績を誇る、Drupalを専門としたWebサイト/Webシステムの構築を行う開発会社です。東京と滋賀を拠点に、Drupalのエキスパートによる開発、技術サポートなどDrupal関連サービスをワンストップでご提供します。

スタジオ・ウミ 公式サイト

なぜ資格取得を?

前職にて初めてDrupal案件に携わった時に、グランドマスター*1をもつエンジニアが身近に居たので、Drupal認定資格の存在は知っていました。

Drupalを自分のキャリアにしていこうと決めてから、資格は取得したいと考えてました。4つあるDrupal 8の資格の中で難易度が高いとされている「フロントエンドスペシャリスト」と「バックエンドスペシャリスト」を取得することを目標に、まずはサイトビルダーの取得を社内で宣言していました。当時は英語試験しかなかったので英語で試験問題が読めるように英語の勉強も並行して行なっているところでした。

しかし、タイミングが良いことに、その宣言から1週間後に試験の日本語化が発表されて、さらに名古屋で開催されるコミュニティイベント DrupalCamp DEN 2019 Nagoya で試験を無料で受けられることを知り、受験にチャレンジした、という経緯です。

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認定を取得してよかったことは?

自分のスキルが可視化されて、対外的に発信できるようになったことが一番大きいかなと思います。

実はスタジオ・ウミの社内チャットでもDrupal試験の日本語化は話題になって、スタジオ・ウミだけで5人受けることになって。

スタジオ・ウミは少数精鋭のDrupalエキスパート集団で、その中では自分が一番Drupal歴が浅かったこともあり・・自分だけ落ちたらどうしようという一抹の不安はありました。どんな顔して東京戻ればいいんだろうと。

試験中も、試験時間の75分ギリギリまで問題を解いていました。

試験終了直後に撮ってもらった写真をあとで拝見したら、笑顔が引きつってましたね(笑)

Drupalはどのように学んでいった?

2年前にとあるプロジェクトにアサインされたことがきっかけで、Drupalを学ぶようになりました。初めの頃はあの独特のUIに慣れなかったことや、日本語ドキュメントの少なさから初学者にとっては学習コストが高いな〜というのが正直な感想でした。

当時は実際に触ってみて、理解できなければドキュメントを見る、それでも分からなければ質問するという形で学んでいました。幸いにも開発ベンダーがDrupalのスペシャリストだったこともあり、質問すればすぐにベストな答えをいただけました。

こうした積み重ねもあって、Drupalに対する当初のネガティブなイメージがどんどん払拭されていくのに時間はかかりませんでした。
今思い返してみても、自分は恵まれた環境に身を置けていたのだなと実感しています。

どんな試験対策を?

自分の端末にDrupalをインストールして、コアにどんな機能があるのか、コアの機能だけでどこまで実現できるのかを確認しました。今までは誰かが作ったDrupalを見たり触ったりしたことしかなかったので、とてもいい勉強になりました。

弊社の事業部長である大野が毎週1時間の勉強会の時間を設けてくださったので、そこでイロハを叩き込まれたのも大きいと思います(笑)

あとはAcquiaのYoutubeチャンネルに Drupal 8 Site Building Course という学習コンテンツがあり、それを全部見ました。
全53話なのですが一つ一つが5分ほどの短いビデオなので見やすかったです。そのビデオを見ながらさらに手を動かしてDrupalの動きを確認しました。コンテンツ内容は英語ですが、僕はもともと英語で受けようと思っていたので英語の勉強も兼ねていました。

最後に一言

僕自身が感じたDrupalの強み、凄さを日本に広めていきたいです。普及を妨げている要因の1つである初学者の学習コストなど、Drupalを正確に学ぶことのハードルもどんどん下げていきたいと考えています。

それに関連して、スタジオ・ウミの自社ブログもどんどん発信する予定です!今後も自分たちの知識を積極的に発信していくとともに、Drupalへの正しい知見を持った開発者が1人でも増えるよう、尽力していきたいと思います!

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