導入事例

プラネット

Image
Over-the-shoulder view of someone entering credit card information online
20 %

毎月のオーガニックトラフィック増加

要約

Situation

買収を経て成長したプラネットは、バラバラだったデジタル体験を統合する必要がありました

Challenge

旧式で柔軟性に欠ける CMS と、インバウンドマーケティング戦略の欠如が組み合わさり、課題が浮き彫りになりました

Our Solution

Drupal, Acquia Cloud Platform, Acquia Site Studio

Results

オーガニックトラフィックは毎月20%~30%増加し、コンバージョン率と ROI も向上しました

クライアント

プラネットは、世界的な金融サービス・パートナーのネットワークを通じて、サービス業や小売業、そして世界中の顧客に統合ソフトウェア、決済、テクノロジー・ソリューションを提供しています。本社はロンドンにあり、6大陸に約3,000人の専門家従業員を抱え、120以上の市場で顧客にサービスを提供しています。

背景

プラネットは、小売業や接客業に免税サービス、決済ソリューション、統合ソフトウェアを提供しています。同社は、企業やPRを中心としたマーケティングで、営業主導の市場開拓戦略をとっていました。

プラネットのデジタルマーケティング担当副社長のアルバロ・アルベルディ氏は次のように語っています。「プラネットは買収によって大きく成長しました。2021年末に4つの会社を買収したため、統合しなければならない大量のコンテンツが存在することになりました。さらに、我々は非常に営業主導型であり、マーケティングはアウトバウンドに重点を置いていて、インバウンド活動にはほとんど注力していませんでした」。

課題

Umbraco の CMS で構築された以前のウェブサイトは老朽化しており、コンテンツ管理とマーケティング活動が面倒で非効率的なものになっていました。アルベルディ氏は、「非常に不便で柔軟性に欠け、一般的なマーケティング担当者がコンテンツを変更するのは困難な状態でした。プラネットには専任のウェブ開発チームがなかったこともあり、サイトの変更は外部のパートナーに頼ることが多くなっていました」とアルベルト氏。

「従来の CMS からもっと柔軟なものに移行し、アップグレードする必要があると感じていました。そして、リードジェネレーションに対してもより時代に合ったアプローチを取り、マーケティングも同様に変革する必要があることもわかっていました」。

ソリューション

プラネットは数多くのソリューションを検討し、最終的にはリサーチと技術パートナーである CI&T の助言に基づいて Drupal への移行を決定。「様々なベンダーと話をした結果、当時はまだウェブ開発者がおらず、今後いつ雇うことになるのかもわからなかったので、アクイアと一緒にプロジェクトを進めることが最も安全で賢明な選択でした。ウェブサイトが私たちが構築するものの中核になることは分かっていましたし、他社に依頼するリスクは冒したくありませんでした。そして、アクイアのパートナーである CI&T が、 Site StudioとAcquia を利用した Drupal が最も柔軟で効率的であると我々に確信させてくれました」とアルベルディ氏は述べています。

Acquia Cloud Platform と共に Drupal に移行することで、プラネットは B2Bビジネスを強化し、デジタルマーケティング戦略、リードジェネレーション、オーガニックトラフィックを改善。「 weareplanet.com ウェブサイトの目標は、B2B ビジネスを展開することです。検索結果で上位表示されるようにし、典型的なインバウンド・アウトバウンドキャンペーンを推進する場所として機能させ、ビジネス創出ツールとして使用することでした」と同氏。

プラネットのデジタルチームも、Site Studio の柔軟性と使いやすさを高く評価しています。「マーケティング担当者や他部門のメンバーであっても、技術的な知識がなくても簡単にランディングページを作成することができるようになりました」。

さらに、プラネットのデジタル・チームは、ユーザー体験に対する可視性を高め、社内の関係者とユーザーの行動に関するインサイトを共有できるようになりました。「データを分析し行動パターンを検証することで、ユーザーがどのようにウェブサイトを体験しているかを把握し、そのデータを組織全体で共有することで、他のチームや事業部門を教育することができるのです」とアルベルト氏。

Drupal に移行し Site Studio を導入して以来、従業員と顧客のユーザーエクスペリエンスが大幅に改善。「弊社では、オンボーディングに使用する顧客リソースページがあります。以前は、新規顧客に大量の PDF が添付されたメールを送信していましたが、これは明らかにメールを受信する従業員や顧客にとって好ましくありません。現在では、QR コード1つでカスタマーサクセスチームが管理するウェブサイトのオンボーディングページに誘導できるようになっています。カスタマーサクセスチームは、独自にコンテンツをアップロード、変更、追加、削除したり、翻訳したりすることができます。最新状態を維持するのがずっと簡単になり、スタッフはとても喜んでいます」とアルベルディは述べました。

現在、プラネットは Drupal 9.5から Drupal 10にアップグレード中で、チームは最新機能の活用を非常に楽しみにしています。「 私たちがワクワクしていることの一つは、Drupal 内にインストールされた ChatGPT を使った翻訳と作業ができることです。多言語ウェブサイトを運営しているため、翻訳を管理するのは大変な作業です。現在テスト中ですが、非常に期待できそうです」と彼は話しています。

Asset reference
Case Study Graphic-Planet-Browser Mockup.png

結果

古い CMS から Drupal とアクイアに移行して以来、プラネットのウェブサイトは著しい成長を見せています。「 SEO の被リンク分析・競合調査ツールであるエイチレフスによると、毎月トラフィックが20~30%増加しています。また、この春にはSEO監査を実施し、リニューアルしたデジタル戦略がうまく機能していることを再確認しました」とアルベルト氏。

「また、Google やソーシャルメディア広告にも積極的に取り組んでおり、マルチチャネル・アプローチで早くから成果をあげています。これらすべての取り組みが、コンバージョン率と ROI を高めています」。

2026年までにデジタルチャネル経由で30%の新規ビジネスを創出するという目標を達成するため、同社はアクイアとのパートナーシップとチャネル獲得への投資を継続する予定です。「私たちの投資は、事業計画を実現するのに十分な効果がありました。来年の目標は、チャネル獲得への投資を継続し、効率を向上させることです」とアルベルディ氏は締めくくりました。

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