導入事例

トゥウェンテ大学

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要約

Situation

トゥウェンテ大学が使用しているコンテンツ管理システム(CMS)は、ウェブガバナンスとアクセシビリティの問題を簡単に検出し、優先順位をつける方法を提供していないため、最適とは言えないものでした

Challenge

主な課題は、すべてのビジターがアクセス可能で、エラーのない最新かつ完璧な2万ページのウェブサイトを維持することでした

Our Solution

Monsido(アクイアが提供)

Results

Monsido プラットフォームの品質保証、アクセシビリティ、ポリシーの各モジュールを利用することで、ビジターやスタッフの問題となる前に潜在的な問題を発見し、優先順位をつけ、対処することが簡単になりました

クライアント

トゥウェンテ大学は、オランダのエンスヘーデにある公立の工科大学で、世界の主要大学ランキングで上位170校にランクインしています。

背景

トゥウェンテ大学は、独自のコンテンツ管理システム(CMS)を使用して、大規模なウェブサイトを管理・維持していました。このソリューションでは、ウェブガバナンスとアクセシビリティの問題を簡単に検出し、優先順位をつけることができなかったため、最終的に最適とは言えないことがわかりました。

独自の「WebHare」プログラムは、リンクチェッカー、基本的なアクセシビリティチェック、リダイレクトページ機能など、一部の限定的な機能を提供していたものの、複数のページにまたがるウェブサイトの問題の優先度や影響を簡単に把握できる、より洗練されたソリューションが必要であることに気づきました。

課題

ウェブサイトとソーシャルメディア・コミュニケーションを担当するウェブマスター、アン・ハイニング氏が率いるチームは10人〜12人のメンバーで構成され、中央レベルでウェブサイトを管理し、学部ごとに特定のドメインを担当するメンバーを随時追加していました。チームの主な課題は、すべてのビジターにとってアクセスしやすく完全で、20,000ページあるウェブサイトを最新かつエラーなく維持すること。彼らには次のような目標がありました。

  • 完璧で更新されたコンテンツで信頼できるウェブサイトの維持
  • ウェブチームをより効率的にすること
  • 全大学ページにおけるブランディングの一貫性
  • データプライバシーおよび GDPR 規制の遵守 
  • アクセシビリティ問題の原因の理解
  • アクセシビリティに関する問題の優先順位付けと解決

ソリューション

同大学はさまざまなウェブガバナンスソリューションを検討した結果、公共機関のニーズと予算に合致し、業界トップクラスである Monsido のソフトウェア購入を決定しました。

ハイニング氏は、Monsido との最初のオンボーディングセッションを受け、その後短期間で社内でトレーニングセッションを開催し、チームが Monsido を利用できるようにしました。ハイニング氏は、「Monsido は全体をまとめ、どこから始めるべきか優先順位を明確にするための情報を提供してくれます」と話します。

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Case Study Graphic-University of Twente-Desktop Mockup.png

結果

Monsido プラットフォームの品質保証、アクセシビリティ、ポリシーの各モジュールを利用することで、ビジターや職員にとって問題となる前に潜在的な問題を発見し、優先順位をつけ、対処することが容易になりました。

サイトの利用者を飽きさせないために重要である充実したコンテンツと実用的なリンクは、Monsido の品質保証モジュールによって実現され、同大学の目標達成に貢献しました。また、チームの効率を上げるため、Monsido のドメインのグループ化とタグ付けシステムを利用し、適切な担当者に簡単にページを割り当てることができるようになりました。20,000以上のページを管理・更新するという大変な作業が、10~12人のスタッフでも対処しやすくなりました。

ブランドマネジメントの効率化と全大学ページの一貫性を高める施策として、複数のページにまたがるコンテンツの不統一や誤記入をチェックする Monsido のポリシーモジュールも採用。これによって例えば、大学名がすべてのページで正しいスペルであることを確認できるようになりました。ポリシーモジュールは、GDPR やデータ・プライバシー規制への準拠も容易にしてくれます。ソーシャルメディア・プロバイダーのスクリプトなど、ウェブサイト上の他のサービスからの HTML コードの追跡を可能にすることで、ユーザーが同意していない追跡スクリプトを実行しないようにすることができました。

さらに、Monsido のアクセシビリティモジュールを使用し、アクセシビリティの問題の原因と解決方法を特定。これによりウェブチームは事前に計画を立て、アクセシビリティのベストプラクティスを日常業務に積極的に取り入れることができるようになりました。ファストトラック機能を利用し、アクセシビリティの問題に優先順位を付けてまとめて解決することも可能に。Monsido を利用することで時間を節約できた結果、チームは事前に計画を立て、スタッフとビジターの両方にとって最も影響の大きいアクセシビリティの分野に優先順位をつけることができるようになりました。彼らは毎週ミーティングを開き、Monsido で発見された問題について話し合い、解決する習慣を確立しています。

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