導入事例

T-Mobile

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Woman on city street holding smartphone in two hands
308 K

過去1年のダウンロード数

43 K

過去12ヶ月の埋め込み再生数

4 K

総ユーザー数

要約

Situation

第2位のワイヤレスプロバイダーであるT-Mobileは、コネクティビティに精通しています。 彼らは何十年にもわたり、顧客と携帯電話をつないできました。そして、社内でのつながりを保つためのプロセスとツールも備えています。

Challenge

マーケティングコンテンツの管理と共有のためにデジタルアセットマネジメント(DAM)システムを導入していましたが、ビジネスの成長に合わせて拡張するためには、機能的な限界がありました。

Our Solution

Acquia DAM(Widen)(アセット、インサイト、ポータルなどのアプリケーションを含む)

Results

Acquia DAMをメインのアセットコントロール拠点に据えたT-Mobileは、3,000人以上いる社内外の協力者をつなぎ、マーケティングキャンペーンなどの活動に必要なコンテンツを共有しています。

クライアント

T-Mobileはワシントン州のベルビューに本社を置き、子会社を通じてサービスを提供するとともに、主要ブランドであるT-Mobile、Metro by T-Mobile、Sprintの運営を行っています。 

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Mother with son, holding cell phone with T-Mobile logo on screen and separate phone screen with a couple

背景

第2位のワイヤレスプロバイダーであるT-Mobileは、コネクティビティに精通しています。 何しろ、何十年にもわたって携帯電話の通信エリアとサービスでお客様をつないできたのです。 

さらに、社内でのつながりを保つためのプロセスやツールも導入しています。 例えば、デジタルアセットマネジメント(DAM)ソフトウェアを使用して、複数の事業部門にまたがる社員やパートナーにブランドコンテンツを配布することは、以前から行われていました。 

課題

しかし、既存のDAMプラットフォームには機能的な制限があり、ビジネスの成長に合わせて拡張することができませんでした。 さらに、SprintがT-Mobileと合併した際、2つのDAMシステムが追加され、両社の技術的な基盤が統合されました。

T-Mobileのコンテンツ管理担当シニアマネージャーであるシャーウィン・トレンティーノ氏は、3つになってしまったDAMを統合し、組織全体のコンテンツ運用をサポートする最適なソリューションを一つにするチャンスだと考えていたと話します。 つまり、1つのDAMがすべてを支配するということです。

ソリューション

T-Mobileは、集約されたT-Mobile Asset Portal(略してTMAP)という新しいAcquia DAMサイトを構築し、立ち上げるための戦略を立てました。 

拡張性の高い柔軟なツール

T-Mobileは、企業として変化するニーズを満たすために、現在だけでなく1年後(あるいは10年後)のニーズにも対応できるような機能を持つDAMソリューションを探していました。 トレンティーノ氏は、「適切なDAMシステムは、変化する組織のニーズに柔軟に対応できる」と語っています。 

Acquia DAMはその条件にまさにぴったりでした。ユーザー権限から接続されたツールやポータルまで、T-Mobile は既存の機能を活用しながら、導入やニーズに応じてサイトの拡張計画も立てています。 

アセットをワンストップで提供

「Acquia DAMを選択する決め手となったのは、ポータルの機能でした。 ユーザー数が多いので、とてもシンプルにしなければならないのです」。Acquia DAMのポータルアプリケーションにより、トレンティーノ氏のチームは、特定のオーディエンスに向けたアセットのコレクションを作成し、共有できるようになりました。 

例えば、ポータルを使って特定のキャンペーンやビジネス施策に関するすべてのアセットを含む「ツールキット」を構築することができます。 これにより、誰もが承認されたコンテンツを閲覧・ダウンロードできる場所が生まれます。

「小さなチームで3,000人ものユーザーを効率的にサポートするのは難しいので、シンプルにする必要があるんです」とトレンティーノ氏。 「何十万というアセットをポータルサイトに集約しました。 各ポータルはトピックやテーマに分かれており、TMAPのダッシュボードですべて閲覧できるため、アセットの入手が少し楽になりました」。

コンテンツのライフサイクルハブ

「TMAPは、コンセプト開発から発売、そして発売以降というコンテンツライフサイクル全体の流れを示すスナップショットです」とトレンティーノ氏は述べています。

これにはクリエイティブ制作のためのベースとなるアセットや最終的なコンテンツが含まれ、社内外のチームは承認されたビデオ、写真、ロゴ、その他必要なコンテンツにアクセスすることができます。 また、キャンペーン終了後にはコンテンツマネジメントチームが「クリエイティブのまとめページ」を作成し、キャンペーンコンテンツのアーカイブ、集約することで、効率的に保管しています。 これ過去の資料として便利なだけでなく、今後のコンテンツ企画の際に役立つヒントを与えてくれるものでもあるのです。 つまり完璧なサイクルと言えるのです。 

成果

ブランドの一貫性

Acquia DAMによって、T-Mobileはコンテンツとプロセスのための唯一の情報源を提供することができるようになりました。 T-Mobileブランドを表現するために必要なアセットや情報の場所を、マーケティングキャンペーンに参加する全員が正確に把握することができます。 

何より、一つのシステムに集約することが重要なのです。 「その結果、社外向けのマーケティングクリエイティブに一貫性が生まれました」とトレンティーノ氏は言います。 「Webで表示するものは、店頭や広告などで使われるものと同じものです」。

ROIの向上

T-Mobileはマーケティングキャンペーンを強力にサポートするため、コンテンツ制作に投資しています。 これらのコンテンツに手軽にアクセスできるようになることで、カスタマーエクスペリエンス全体でアセットが活用・再利用され、この投資の価値を高めています。

「最終的なクリエイティブをDAMに取り込み一元管理することで、既存のコンテンツをより価値のあるものにし、再利用を促進することができています」とトレンティーノ氏は述べています。 「その結果、2つのことが可能になりました。 クリエイティブ制作にかける費用を最大化することと、他のチャネルで行われていることを可視化することです」。

より強固なコネクティビティ

T-Mobileは、マーケティング、クリエイティブ、パートナーの各部門をつなぎ、キャンペーン用のコンテンツ共有ができるようになりました。 TMAPに直接ログインしても、Webサイトに組み込まれたポータルを経由しても、アセットや特定のチャネルに最適なコンテンツがどこにあるかが明確になったのです。

また、TMAPを同社の他のマーケティングシステムと連携させることも計画しています。 「DAMは長い旅路だ」 とトレンティーノ氏は言います。 最終的には、Acquia DAMを同社のプロジェクト管理ツールであるWorkfrontと統合したいと考えています。 当面は、Workfrontのチケットからキャンペーンポータルにリンクするだけで、プロジェクト管理チームと承認済みのアセットがつながるようになっているそうです。 トレンティーノ氏によれば、「小さな一歩の積み重ねがイノベーションを生む」のだといいます。 そしてそれは、確かに彼らの誇りでもあります。