導入事例

プラドコ・アウトドア・ブランド

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Bear
5,000

プラドコ製品のSKU数

41

総ユーザー数

要約

Situation

プラドコ・アウトドア・ブランドは、何千もの製品コンテンツを作成し、管理しています。

Challenge

彼らはブランドや製品コンテンツの保存・管理をするためのアクセス可能で一元管理できるプラットフォームを持っておらず、それにより部門間のワークフローが非効率な状態でした。

Our Solution

Acquia DAM (Widen)、Acquia PIM(アセット、エントリー、インサイト、ポータルなどのアプリケーションを含む)

Results

Acquia DAM と Acquia PIM により、デジタルアセット、データ、マーケティングコピーなど、すべてのブランドコンテンツと製品情報を単一のシステムで表示、および管理できるようになりました。

クライアント

エビスコ社の一部門であるプラドコ・アウトドア・ブランドは、アウトドア分野で最も象徴的なハンティングとフィッシングのブランドを擁しています。

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Collage of four images of outdoor activities

背景

プラドコは、製品ライン全体で5,000を超える大量の製品を保有しており、これらのコンテンツはマーケティング施策やデジタルコマースのサポートのために全社的に利用されています。 

課題

プラドコのブランドとマーケティングのコンテンツは、クリエイティブチームしかアクセスできないシステムに保存されており、ファイルのリクエストに対応するのに何時間も、時には何日もかかることもあったのです。 

さらに、カタログやマーケティング資料、Eコマースサイトの掲載に使用する製品データ(仕様、重さ、色、SKUなど)、製品マーケティングコピーを保存する一元管理システムを持ち合わせていませんでした。 プラドコのデジタルセールス担当ディレクターであるマーティン・ヒル氏は、主にスプレッドシートを使って手動で製品コンテンツを収集・管理していたため、煩雑でミスを犯しやすいプロセスであったと話しています。 「多くの製品情報が断片的にチームにもたらされ、それらをタイトなスケジュールで整理しなければならないというのは、理想的とは言えません」

ソリューション

ブランドコンテンツへのアクセスを拡大・効率化するため、プラドコは2015年にデジタルアセット管理(DAM)ソリューションであるAcquia DAMを導入しました 。 これにより、チームは必要な承認済みの写真、ビデオ、クリエイティブアセットを数分で探し出せるようになりました。

数年後、プラドコは製品情報管理(PIM)システムによって製品コンテンツのワークフローをどのように改善できるかを検討し始め、Acquia PIMに興味を持ちました。 「私たちは、さまざまなソリューションを探し始めました。そこで、アクイア社が独自のPIMソリューションを作ったばかりであることに気づいたのです」とヒル氏は話します。 「また、そのPIMが現在のDAMソリューションの中に存在するため、私たちにとっては何の問題もありませんでした」そして2021年、彼らはAcquia PIMを導入しました。

製品コンテンツの一元管理

Acquia DAM と Acquia PIM により、プラドコは製品のデジタル資産、データ、およびマーケティングコピーを 1 つのビューで管理できるようになりました。 ヒル氏は、「私は、すべてのブランドが100%『小売対応』していること、つまり、すべての商品ページで完全な状態であることに責任を負っているのです」と語ります。 「そして、すべての製品のアセットと情報を保存するための一元的なシステムを持たなければ、それを実現することはできないのです」

Acquia PIM は、サイロ化したスプレッドシートやストレージツールに代わって、チームが承認されたすべての製品コンテンツを自分で見つけられる、唯一の場所となりました。 ヒル氏は、Acquia PIM が全社に展開されれば、「製品情報にアクセスする必要のある、マーケティング、営業、あるいはカスタマーサービスなどが、必要なものに全てアクセスできるようになる」と語りました。

属性のカスタマイズ

プラドコは、幅広く多様な製品を展開しています。 Acquia PIM を使用すれば、各製品の主要な属性が把握できるオリジナルの製品プロファイルを構築することができます。 「トレイルカメラとツリースタンドでは、求められるスペックが大きく異なります」と、ヒル氏は語ります。 「ツリースタンドのプロファイルページを見るたびに必要な仕様を見逃さないよう、これらのプロファイルを作成する機能が必要です。 そしてその量は膨大なんです」

この柔軟な構造により、彼らはプラドコ製品に固有の仕様が全て管理できるようになりました。

チャネル別コンテンツ

プラドコの製品は、Amazon、Walmart、Bass Pro Shops、Cabela's、Academy Sports + Outdoors、Dick's Sporting Goodsなど、数百のウェブサイトやeコマースチャネルで販売されています。 Acquia PIMを使用することで、プラドコは特定のマーケットプレイスの要件に合わせた商品説明を管理できるようになりました。 「特定の小売店向けに情報をカスタマイズする機能 が欲しかったんです。 アマゾンで考えてみましょう。商品ページの箇条書きは、商品ページ全体に載せる最も重要なコピーです。そのアマゾン用のコピーをカスタマイズし、そのコンテンツを誰でもすぐに利用できる場所に保存しておく機能が必要でした」とヒル氏は言います。

Acquia PIMを使い、小売業者が必要な商品コピー、情報、アセットだけをエクスポートできるようにすることで、コンテンツ配信を合理化することができます。

成果

チーム全体のスピード感

セルフサービスによるコンテンツへのアクセスが可能になることで、チーム全体のワークフローが格段に早くなりました。 「今では他部署に働きかけることなく、アセットを手に入れられるようになったのです。 マーケティングチームは、プレゼン資料の作成からWebサイトの構築まですべてを担当しています。彼らがアセットに直接アクセスできるようになったことで、結果としてすべてのプロセスを加速させることになりました。 Acquia DAMとAcquia PIMで、すべてのスピードが上がりました 」

これにより、チームは手作業の時間を減らし、戦略的な業務に集中することができ、さらに会社の目標やゴールへの歩みを加速できるのです。

精度の向上

製品データとコピー、それと関連する画像や動画を一元管理するリポジトリがなかった時は、プラドコの各チームは最善を尽くしてもヒューマンエラーが起きやすい状況にありました。 「98%正確だったとはいえ、そうでないときはつらいものです」とヒル氏。 

彼らはAcquia PIMを使用してワークフローを構築し、会社全体が承認されたコンテンツを使用できるようになりました。 「承認チェックが完了したら、そのコンテンツはロックされます。 一度ロックされれば、小売店への配信準備が整ったことになるのです」このワークフローによって、チャネルやタッチポイントを問わず、一貫性や信頼性の保たれたEコマース体験が生み出されます。

卓越したデジタル体験

Eコマースが業界を超えて拡大し続ける中で、競争力を維持するためには、インパクトがありつつ適切なデジタル体験を提供する必要があります。 そしてこれらの体験は、連携された高品質のデジタルコンテンツから始まります。 「体系化されていることが重要です。」とマーティンは指摘します。「小売業者にとって、強力な商品のアセットはもはや贅沢品ではなく、期待されるものだからです。 プラドコはその期待に応え、また消費者にも最高級の製品ページを体験してもらうことを約束します」

Acquia DAMとAcquia PIMがプラドコのデジタルコンテンツの整理、管理、配布をサポートすることで、顧客が望む体験を創造し提供できる環境が整ったのです。