BASF

クライアント

BASF社は、持続可能な未来のために化学を創る会社です。 同社のポートフォリオは、化学品、素材、産業用ソリューション、表面技術、ニュートリション＆ケア、農業用ソリューションの6つのセグメントで構成されています。 グループ全体で見ると、世界のほぼすべての国で、合計約11万人の従業員を雇用しています。

背景

BASFアグリカルチャーAPACは、Webサイトユーザーが最新かつ魅力的な農業コンテンツを必要としていることを認識していました。また、複数の国で展開するためにも、拡張性のあるアーキテクチャや多言語機能を備えた使いやすいプラットフォームが必要だと考えていました。 

課題

BASFアグリカルチャーAPACでは、これまでグローバルオフィスが構築したAdobe Experience Managerという一元的なプラットフォームを利用。 しかしコンテンツの更新に手間がかかり、編集の作業効率がいいとは言えない状態でした。 さらに、システムがグローバルに管理されていたため、変更や修正に非常に時間がかかっていました。 

ソリューション

BASF社はデジタル・トランスフォーメーションのステップとして、まずPixel Onionとパートナーシップを結びました。 そして、APAC諸国向けのデジタル戦略を開発。それは、さまざまな構成、言語、コンテンツの種類に柔軟に対応しながらも、迅速に導入が行え、拡張性のある一つのプラットフォームを持つというものでした。 そしてエンドユーザーのジャーニーを理解し、コンテンツ管理者とエンドユーザーの両方のニーズに応えるUXデザインを進めました。 

BASF社の地域コミュニケーション責任者の賛同を得て、Pixel Onion社は、国ごとに別々で作られていたWebサイトのサイロ化を解消。 たった3カ国から始めましたが、今では15カ国が同じAcquia Cloud Platform上で稼働し、同じコードベースを使用しています。

成果

以前のソリューションと比較して、BASFアグリカルチャーAPACはこれまでにない拡張性を実現し、新しいページや新しい国のWebサイトを立ち上げるスピードが大幅に向上しました。 スタッフは、これまで数日かかっていた新しいコンテンツを数時間以内に作成できるようになったのです。