drupal 9 questions

Drupal 9に関する質問にお答えします

Drupal 9のリリースが間近に迫っており、Drupalコミュニティ全体が興奮に包まれています。Drupal 8.0がリリースされてから5年が経ちました。その間、世界中の人々の意見に基づき、何千もの貢献者や組織が協力して、よりパワフルで、アクセスしやすい、革新的なDrupal体験を生み出してきました。私たちは、Drupal 9があなたのサイトや次世代のウェブ体験にとって何を意味するのかを知りたいと思っていることを知っています。

先日、Drupalアソシエーションとアクイアが主催するウェビナーで、Drupalの創始者であるドリス・バイタルト(Dries Buytaert)と共にDrupal 9に関する質問にお答えしました。全員の質問をカバーすることはできなかったので、ここでは最も人気のある質問をいくつか取り上げたいと思います。

Drupal 9への移行

現在Drupal 7を使用しているユーザーのための移行オプションは何ですか?

Gábor Hojtsy (以下ガボル):Drupal 9がリリースされる前ならば、Drupal 8から9へのアップグレードの方がはるかに簡単なので、まずDrupal 8に移行することを推奨してきました。しかし、Drupal 9がリリースされると、Drupal 9に直接組み込まれているDrupal 7からDrupal 9への移行パスを使うことができます。

問題は、使用している拡張機能がすでにDrupal 9に対応しているかどうかにかかっています。Drupalには9,000の拡張機能があり、そのうち2,200以上の拡張機能はすでにDrupal 9に対応しています。毎週何百もの拡張機能が追加されているのを私たちは目の当たりにしています。大多数の人は、ほとんどまたはすべての拡張機能がすでにDrupal 9と互換性があることに気づいています。拡張機能のほとんど、または全てが既にDrupal 9互換がある場合、Drupal 7からDrupal 9に直接移行するのが最も簡単です。

すべてのDrupal拡張機能の互換性を追跡するには Deprecation Status Tracker をチェックしてください。

Angela Byron(以下アンジー):アクイアでは、Acquia Migration Accelerator と呼ばれるDrupal 7からDrupal 9への移行のための新しいツールを開発中です。これについては、後のセクションで詳しく説明します。

Drupal 7のサポートは2021年11月以降も延長されるのでしょうか?

ガボル:現在、Drupal 7とDrupal 8の両方のコミュニティサポートは2021年11月に終了しますが、アクイアはDrupal 7 Vendor Extended Support Program のメンバーであり、2024年までDrupal 7の商用サポートを提供する予定です。

Drupal 9へのアップグレードをサポートするために推奨される移行ツールは何ですか?

ガボル:Drupal 9はバージョン8.9.xと同じ移行機能を持っているので、Drupal 9に移行する際には標準の移行ツールを適用することができます。おすすめのツールは主に以下の3つです。

  1. Core Migrate Module suite - コンテンツとサイト構成を移行します。 
  2. Upgrade Status Module - コントリビュートプロジェクト有効性のに関する情報を提供します。
  3. Upgrade Rector Module - Drupal 8サイトの場合、Upgrade Rectorモジュールを使用することで、多くの一般的な非推奨コードを最新のDrupal 9互換コードへの更新を自動化します。
  4. Drupal Module Upgrader - Drupal 7サイトの場合、これを使用してサイト上の古いコードをスキャンして変換します。(これは最近アクイアによってアップグレードされ、Drupal 8や9と互換性のあるコードを生成すると同時に変換もできるようになりました)。

アンジー:また、アクイアが間もなくAcquia Migration Acceleratorを提供することにも興奮しています。現在開発中のこのツールは、企業がダッシュボードにアクセスしてデータの移行を確認したり、モジュールの交換を推奨したり、検証や移行エラーなどのインサイトを提供したりすることで、Drupal 7から9への移行プロセスの一部を自動化するのに役立ちます。

アクセシビリティとセキュリティ 

Drupal 9にはどのようなアクセシビリティ機能が組み込まれるのでしょうか?

アンジー:Drupal 9は、Drupal 7で始まったアクセシビリティへの強力な取り組みを継続する予定です。すべてのコアの変更に必要なDrupalのCore Accessibility Gateは、アクセシビリティへの取り組みへの献身を示すものであり、追加された新機能にすぐにアクセスできるようになります。フルキーボードのサポート、視覚障害のあるユーザーのための音声とテキストのサポート、メディアとレイアウトの強化・・Drupal 8を構築する際、多くの前向きな進歩を遂げてきました。アクセシビリティの問題には多くの注意が払われており、これはDrupal 9の将来の一部として、今後も改善されていくものです。

ガボル:また、アクセシブルなデザインを特徴とするように、特別に最適化された新しい管理テーマ Claro が、Drupal 9の将来のバージョンで最終的にデフォルトのバックエンドテーマになることも楽しみです。

Drupal 9ではどのようなセキュリティ強化が期待できますか?

ガボル:Drupal 9のアップグレードの理由の大部分は、Drupalがより安全で、最新のシステム要件との互換性があることを保証することです。また、Drupal 9では非推奨のコードが削除され、より小さなコードベースで作業することになります。つまり、潜在的なセキュリティリスクやエラーが発生する可能性が低くなるということです。

一般的に、Drupalは常に安全な選択肢であることを示してきました。NASA、Tesla、NBCSportsなどの大企業からも信頼されているので、今後もこのような高い基準を満たし続けると確信しています。オープンソースモデルはコミュニティ全体で責任を共有し、セキュリティが常に重視されていることを意味します。 

ヘッドレス/デカップルドDrupal

ヘッドレス対応や非ウェブコンテンツの強化に向けた動きはあるのでしょうか?

ガボル:今、チャットボットやIoTデバイスのような、ヘッドレスや非ウェブコンテンツに大きな関心が寄せられていることは知っています。現在のところ、デカップルド機能を拡張するための計画はありませんが、変化と革新はコミュニティによって推進されるでしょう。現在のデカップルドDrupalの拡張に関心のある方は、Drupalの製品調査 (2020 Drupal Product Survey) にぜひあなたの意見をください。

アンジー:Drupal従来の設計(モノリシック)、部分的なデカップルド、または完全にデカップリングされたDrupal・・Drupal 9には依然として、多様なオプションが選択可能です。デカップリング設計に対応したモジュールやコンテンツのサポートを求めている方のために、デカップリングやヘッドレスのサポートに特化した素晴らしいモジュールがたくさんあります。

How Will Drupal 9 Enable My Site For The Future?

Drupal experts answer questions from the community about how to prepare for Drupal 9.

WATCH WEBINAR. 

Drupalの未来

Drupal 9には、より多くのNo/Low-code機能や非開発者向けの機能が含まれるのでしょうか?

ガボル:間違いなくそうなります。すべてのユーザーにとってDrupalをより直感的なものにすることは大きな優先事項です。Drupal 8の時に始まった自動更新に関するイニシアチブ(Automated Updates Initiative)があります。現在、第2フェーズのための資金を集めています。これにより、多くの組織が多くの開発者リソースを必要とせずにサイトの維持管理やメンテナンスを行うことができるようになります。

アンジー:アクセシビリティに最適化された新しいフロントエンドテーマ、Olivero も開発中です。これは、マーケターやサイトデザイナー、コンテンツ編集者のような人たちのために作られていて、レスポンシブ性を重視しています。

コアの他にも、フロントエンドでより簡単な体験を求めるユーザーは、新しいサイトを素早く簡単に作成できるローコードのサイト構築ツールである Acquia Cohesion をチェックしてみてください。

Drupal 9が他のエンタープライズCMSプラットフォームと違うのは何ですか?

ガボル:Drupalは、最も多様性、柔軟性、自由度の高いCMSとして長い間利用されてきました。Drupalの基盤は常に構造化されたデータにあり、今日のマルチチャネルのインタラクションのニーズに自然に対応しています。また、Drupalは地球上で最大級のオープンソースコミュニティを持っています。何千人もの人々と1000社以上の企業が、機能追加、セキュリティの改善、新しい拡張機能の開発に取り組んでいます

さらに、これらのオープンソースのルーツは、Drupalを選択した企業が、1つのプロプライエタリなソフトウェア会社が突然ベンダーを変更することになっても、制限されたり、窮地に陥ったりすることがないことを意味します。いつでも他のプロバイダーに移ることができます。 

アンジー:Drupalは常に最先端を走っています。一社がデジタルロードマップに追いつくのを待つ必要はありません。例えば、数年前にPinterestが出てきて人気が出てきたとき、Drupalはわずか2日でプラグインを用意していました!私たちは何千人もの開発者のコミュニティを持っています。私たちは何千人もの開発者のコミュニティを持っているので、このような大きな開発が起きてもすぐに変化を受け入れることができます。

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Drupal 9は、Webコンテンツ管理とデジタルエクスペリエンスの世界で、もう1つの大きな節目を迎えます。 Drupal 9のリリースの準備をしている読者へ、このエキサイティングな旅をガイドするためのEBook Drupal 9の究極的ガイド を用意しています

Angela Byron

Angela Byron

Sr. Director, Product & Community Development Acquia, Inc.

Angela Byron, senior director of product and community development, is a Drupal core committer, recipient of the Google-O'Reilly Open 2008 Source Award for Best Contributor, co-author of the O'Reilly book "Using Drupal," and an open source evangelist who lives and breathes Drupal.

She got her start in Drupal as a Google Summer of Code student in 2005 and since then has completely immersed herself in contributing to open source. Her work includes core patch review, improving the user experience of Drupal through the Spark project, strategic initiative coordination, testing and quality assurance efforts, improving and fixing documentation, and general community cat herding.

She lives near Vancouver, British Columbia, with her amazing daughter. She’s passionate about getting new people (especially women) involved in open source, as well as geeky computer stuff in general. When the keyboard is pried from her hands once or twice a year, she enjoys video games, logic puzzles, drawing silly cartoons, and finding unique things to do around town with her eclectic group of awesome friends.

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Gábor Hojtsy

Drupal Initiative Coordinator Coordinator Acquia

 

A Drupalist since 2003, Gábor was a Drupal 6 release manager and is now a Drupal core Product Manager. He has assembled and sustained a global team of 1300 contributors that has made multilingual one of the most thoroughly built features in Drupal 8. Gábor also co-lead significant events like DrupalCon Szeged 2008 and Drupal Europe 2018. He is the first employee of Acquia.